#2 テニスのテイクバック時のひねりと回旋可動域

◯目次

  • テニスのテイクバック時のひねり
  • 回旋可動域テスト
  • おすすめエクササイズ
  • まとめ

◯テニスのテイクバック時のひねり

テイクバックの際に、コーチから「もっとひねって!」とか「もっと肩をいれて!」などのアドバイスを受けたことのある人は多いのではないでしょうか。

小さい頃からテニスをしているジュニアは自然とひねりが作れますが、大人になってから始めた方はなかなか自然とできないことも多いと思います。

このテイクバック時のひねりについて、私自身もよく相談をされる項目です。

その際に私が最初にチェックすることは、「そもそもひねるための可動域がありますか?」ということです。

当たり前と言えば当たり前の話、その動きを出すための可動域が無いのにいくら頑張ってもできないものはできません。

◯回旋可動域テスト

【開始姿勢】

写真のように正座になり、片方の手の甲を腰に当て、もう片方の腕を床につける。

【テストのやり方】

  • お尻がかかとについたまま
  • 手の甲が腰についたまま
  • 上半身をひねる
  • 左右の肩の中心を結んだ線が床に対して何度かを測る。

※iphoneの場合、画像の編集機能にある定規で簡単に測定ができます。なければ分度器などをご使用ください。

【テスト結果について】

  • 一般の方は「60度」が合格ライン
  • テニス、野球、ゴルフなどの回旋を多く使う競技の場合は「70度」が合格ラインとされています。

※この日の私の回旋可動域は64度でした。次の測定では70度を超えられるよう私も努力していきます。

〇おすすめエクササイズ

【90-90オープナー】

  • 横向きに寝ていただき、下の脚は伸ばして、上の脚は膝と股関節を90度に曲げる。
  • 上の脚の膝を床につけ、下の手で軽く抑える。
  • 息を吐きながらゆっくりと身体を捻っていく。
  • 意識としては、まずは胸を開くようにし、そのあと腕を伸ばしていく。
  • 最初に姿勢に戻る。
  • 上記の動作を10回繰り返す。

〇まとめ

テニスは身体をたくさん捻る競技ですが、日常生活ではなかなか身体を捻ることはしないかと思います。

そのためどんどん可動域が小さくなってしまいます。

日常生活で使わないのに、テニスになったとたんに無理に捻ろうとしすぎるとけがの原因にもなる可能性があります。

パフォーマンス向上はもちろんのこと、けがの予防のためにもぜひ今回ご紹介したエクササイズを日々のストレッチに取り入れてみてください!