#17 あなたは本当の黒が見えますか?

目次

  • はじめに
  • 真っ暗なはずなのに真っ黒じゃない!?
  • ベイツメソッド
  • おわりに

はじめに

タイトルを見ていったいどういう意味?と思われた方がほとんどだと思います。結論からいうと、私を含めほとんどの人は本当の黒が見えておらず、少し薄い色の黒を見ているのです。

真っ暗なはずなのに真っ黒じゃない!?

下記の画像のように両手を90度に交差して重ね、手のひらにくぼみを作ったら両目を覆ってみてください。その状態で眼をつぶると目の前の景色は真っ暗になるはずです。

(※真っ暗闇で眼を閉じるのでも同じ)

ですが、その状態で見た黒が完全な真っ黒じゃない場合がほとんどなのです。

下記の画像を見てください。

バインダーに挟まっている四角いシートのようなものと、プレートの上に置かれているものは同じもので「ファインシャット極」という商品です。

画像を見ればわかる通り”ものすごく”真っ黒なんです!

我々が普段何気なく見ている黒も、実はものによってこれだけの違いがあります。

そして重要なのが、先ほどの両目を覆って目をつぶった状態で見える黒と、このシートの黒を見比べると、ほとんどの人が「このシートほど黒くない」と感じることです。

本来ならどう考えても完全な真っ黒になるはずが、そうはならないということです。

これは人間が眼で見るという行為が脳の影響を強く受けていることに由来します。

何かしらの原因で視神経に緊張があると完全な黒が見えなくなるそうです。

ベイツメソッド

ちなみにこの本当の黒をみるというのは実はエクササイズとして確立されていて、私もビジョントレーニング指導の中に取り入れている「ベイツメソッド」に含まれます。

ベイツメソッドは、アメリカの眼科医であったドクターベイツが編み出した手術なしでの視力の回復を目的としたアプローチ方法です。

詳しく学びたい方は下記の書籍を読んでみてください。

日本の眼科で案内される内容とは大きく異なるので怪しいと感じる方も多数いらっしゃるかと思いますが、眼をいじったりするわけではなく、少なくとも害はないので「視力を良くしたい」「眼が疲れやすい」等のお悩みがある方は実践されることをおすすめします。

おわりに

いかがでしょうか。実際にやってみるとびっくりするはずです。ぜひ試してみてください。

また、ファインシャット極じゃなくても、黒猫や反射を抑えた塗料など他の黒でも大丈夫です。ですが、実践するときは周りの物と比べて圧倒的に黒いものをご用意ください。

今回は本当の黒が見えていないという眼の不思議についての内容でした。