〇目次
- はじめに
- 眼の中心でものを見る
- 対象物に鼻先を向けよう
〇はじめに
今回はスマホを見るときは画面に鼻を向けようというテーマでお話をしていきます。
なぜそれが大事なのか、スマホを使わないという選択肢はほぼありえない現代において、スマホの使用により眼を悪くしない為の知識の一つとしてぜひ覚えていただきたいです。
〇眼の中心でものを見る
まずはじめに眼の構造をざっくりと見ていきましょう。
画像のように、正しく眼の中心でものを見ている場合、眼から入ってきた光は眼の中心である「中心窩」に届きます。この中心窩は物を詳細に判別することができるため、文字などの動かない物を見るときにはこの中心窩を使うのが望ましいとされています。
しかし、普段から横眼や下眼使いをして物を見る癖がついていると、下の画像のように斜めにものを見る「エキセントリックフィクセーション」という眼の使い方をするようになってしまいます。
このエキセントリックフィクセーションは、無理をして物を見ている眼の使い方のため、眼と脳に緊張がうまれ視力の低下や、斜視・斜位などの原因となってしまいます。
〇対象物に鼻先を向けよう
これを防ぐための対策はシンプルに「見ている物に鼻を向ける」ことです。
鼻は両目の中心の少し下にあるため、対象物に鼻先を向けるようにすることで必然的に両目の中心でものをとらえられるようになります。
スマホを見ているときに手を高く上げるのが大変なため、自然と下眼使いで画面を見ることが多くなってしまうと思います。また、よく首を傾けたままスマホを見ている人を見かけますが、それをしてしまうと「下眼」+「横眼」のダブルでエキセントリックフィクセーションをすることになってしまうのでより眼にとってはかなりの負担となってしまいます。
スマホを見るときはなるべく高い位置に持っていき、画面に鼻先を向けてみるように心がけ、眼を悪くしないように気を付けましょう。